ラズパイでAndroid?Android ThingsとRaspbianはどう違うのか。

2015年、GoogleよりAndroid ThingsというOSが発表され、2018年5月に正式版Android Things 1.0がリリースされました。早速製品化もされていますLG Electronicsのスマートスピーカ「LG ThinQ」だったり、製品2. SDI Technologiesの「iHome」シリーズ製品だったり。

今後はさらに製品対応されてくると言われています。

Raspberry Pi Model Bでも使用できるようなので主流のOSであるRasbianと比較してみました。

Android Thingsとは?

Android ThingはAndroidベースの組込み系に特化したOSです。

Androidと言えば、スマホ向けのOSとして有名ですね。Android ThingsはそのAndroidからIoT開発用に必要最低限の機能をピックアップおよび修正を加えたOSとなります。

昨今のスマホ向けOSといえばiOSかAndroidが主流となっていますね。他にもWindowsやFierfoxなど10種類ほどOSがありましたが、主流とまでにはなりませんでした。

そんなスマホ界隈で生き残ったAndroid。

それをベースにしたAndroid Thingとはいったいどのような機能や性能があるのか調査しました。

Android Thingの特徴

Android Thingsは組込み系に特化したOSです。次のような特徴があります。

  1. Androidの使いやすさと強力なAPIが提供されている
  2. 素早くプロトタイプが作成できる
  3. 強力なプラットフォームを提供する
  4. 高いセキュリティ性がある

これだけ見るとメリットがよくわかりませんね。次の章にて詳しく説明します。

1.Androidの使いやすさと強力なAPIが提供されている

デバッグやビルドはスマホ開発ではお馴染みのAndroid Studioという統合開発環境を使用することができます

その利点としてAndroid開発者はもちろん、Java,Kotlin,C,C++の言語習得者でも抵抗なくIoTの開発を進めることが可能です。

2.素早くプロトタイプが作成できる

独自製品を作成するためには、スピードが重要となってきます。

そのためにはプロトタイプ(試作品)をいかに速く実装できるかがポイントになってきます。Android Thingsは素早くプロトタイプを作成するのに貢献しています。

では具体的な開発フローの一例を紹介します。

  1. Android ThingsがインストールされたRaspberry Pi等を使用して製品プロトタイプを作成
  2. ソフトウェアリリース のためのSoM (System On Module) を購入し、プログラムをビルド
  3. 独自のプリント基板をデザイン
  4. プリント基板を介してハードウェアとSoMの配線および接続

このように、プロトタイプを作成する上で従来では開発者が行っていた作業をOS側が担ってくれたり多言語対応による開発者の幅を広げることがメリットです。

3.強力なプラットフォームを提供する

Android Things Consoleというプラットフォームを使用して、
システムイメージ、アップデート、および修正と独自のアプリアップデートをデバイスにプッシュすることができます。

要はアップデートやバグ修正が1つのコンソールから簡単に管理できるというシステムになっています。

また、IoTデバイスを100台まで無料で管理できます。ただし、非営利目的に限りますが。

メリットのまとめ

上記の内容とさっくりとまとめると以下のメリットが挙げられます。

  • メジャーな多言語で開発ができる
  • Android Studioを使える
  • APIが強力
  • プラットフォームが協力
  • IoTデバイスを100台まで無料で管理できる
  • デバイスをいちいちコネクトする作業がいらない

つまり、 誰でもIoTデバイスをビルドしやすくなり、製品のビルドに集中することができるのです。これほど最高なことはありません。

Rasbianとどう違う?

使ってみた結果、どういった差があるのかの感想をまとめます。

Android Studioのほうが優れている点

  • アプリベースの開発のため、GUIがAndroid Studioから簡単に作れる
  • 細かい設定は気にしないでいい。OSに任せておけ。
  • コマンドプロンプトなんか使わない
  • Google Assistant, FirebaseやTensorFlow,Cloud IT Core 等のGoogle製品をつかいやすい
  • Android端末と連携しやすい
  • サンプルがまとめられたコミュニティがある(https://developer.android.com/samples/)

Raspbianのほうが優れている点

  • テキストだけでプログラムを作れるので、ちょっとしたプログラムを作るのだとRaspbianのほうが早く作成できる
  • 細かいマニアックな設定もできる
  • Raspberry PiをサーバにできたりNASにできたり自由度は高い

他にもまだまだたくさんあると思います。この先使ってみて状況が変わったら更新していきます。

まとめ

昨年(2018年)リリースされたAndroid Things.まだまだ歴史は浅いですが強力なAndroidのパワーを経てどのような成長をもたらすのか。2019年は変化の年とも言われているので素敵なアップデートを期待しています。

0 thoughts on “ラズパイでAndroid?Android ThingsとRaspbianはどう違うのか。”

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA